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近松秋江
「近松秋江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
近松秋江の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
いきな事」とかいううちには、その異性との交渉が尋常の交渉でないことを含んでいる。
近松秋江《ちかまつしゅうこう》の『意気なこと』という短篇小説は「女を囲う」ことに....
「一九三四年度におけるブルジョア文学の動向」より 著者:宮本百合子
長篇「夜明け前」を『中央公論』に連載中の島崎藤村はもちろん、永井荷風、徳田秋声、
近松秋江、上司小剣、宮地嘉六などの諸氏が、ジャーナリズムの上に返り咲いたことであ....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
から追いたて、新しい道に前進させてゆくだけの骨格をもっていなかった。俊子の文学は
近松秋江の「舞鶴心中」幹彦の祇園ものにまじって情話「小さん金五郎」などを書くよう....
「遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
ような色の月光を浴びにいったりする。「別れたる妻に送る手紙」という小説を書いた、
近松秋江《ちかまつしゅうこう》氏に同情して、この人のロストラブの哀史を、同情をも....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
ました(そうそう、昼間、この町の古本屋でまだ新しい久保田万太郎氏の『東京夜話』、
近松秋江氏の『蘭燈情話』など求めました。そこには同じ久保田さんの『駒形より』のた....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
た。でも、元々が好きな女だったので、いまだ一、二回は上京後も送金していたろうか、
近松秋江の「黒髪」や「津の国屋」を読むたんび、この作者の悲恋に似た境涯から早く足....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
屋だったが、その後私もその同じ部屋に宿を借り、そこから博文館へ通ったのであった。
近松秋江氏が筑土の植木屋旅館からここの離れへ移って来て、近くの通寺町にいた楠山正....