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「近藤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

近藤の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浅草公園」より 著者:芥川竜之介
《とくがわいえやす》、二宮尊徳《にのみやそんとく》、渡辺崋山《わたなべかざん》、近藤勇《こんどういさみ》、近松門左衛門《ちかまつもんざえもん》などの名を並べてい....
路上」より 著者:芥川竜之介
さな卓子《テエブル》を囲んでいた。藤沢はその連中を一々俊助に紹介した。その中では近藤《こんどう》と云う独逸《ドイツ》文科《ぶんか》の学生と、花房《はなぶさ》と云....
青木の出京」より 著者:菊池寛
思った。雄吉にとって、青木を救う唯一の手段は、やっぱり、今自分が世話になっている近藤家の金力に、すがるよりほかはなかった。雄吉は、そう考えると、その日学校から帰....
無名作家の日記」より 著者:菊池寛
文壇的に有名になっているんだ。矢部さんを見ろ! 小山さんを見ろ! 和田氏を見ろ!近藤さんを見ろ! 皆、文芸部の先輩じゃないか。なあに、文壇なんて、案外わけのない....
大島が出来る話」より 著者:菊池寛
える必要を痛切に感じ始めたのである。彼が学生時代から、ズーッと補助を受けて居る、近藤氏の世話で××会社に入社した当初は、夫《それ》が不快になるまで、自分の服装の....
乱世」より 著者:菊池寛
る余裕がなくなっていた。 二十七日の午後である。十三人の中では、いちばん軽輩の近藤小助という男が、とうとう口を切った。それは、皆が口に出したくて、しかも妙な外....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
見を陳べられた。甚だ参考になること故、近く哲男君へ伝えようと思う。 ◯ふじ書房の近藤氏来宅。どうして居らるるか、素人のこと故、或いは失敗せられしかとこの間うちか....
島原の乱」より 著者:菊池寛
なので、掲げる金の旗印が悉く折れ破れた。旗奉行神谷|杢之丞、漸く金の旗を繕って、近藤兄弟をして、崖を登って掲げしめた。 城外に在った勝成は、 「大阪の役に児子....
鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
任じていたが、大場は元来勤王思想があるので薩長と気脈を通じている容子があるので、近藤勇は憤慨して、十七日に二条を去って伏見に来て、其地の奉行所衛兵と合同して、警....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
らないという返事だった。 で、僕は、以前から一月には雑誌を出そうと約束していた近藤憲二、和田久太郎等のほかに、近藤栄蔵(別名伊井敬)高津正道等と一緒に、週刊『....
琵琶伝」より 著者:泉鏡花
やがて寝室に伴われぬ。 床にはハヤ良人ありて、新婦の来るを待ちおれり。渠は名を近藤重隆と謂う陸軍の尉官なり。式は別に謂わざるべし、媒妁の妻退き、介添の婦人皆|....
獄中消息」より 著者:大杉栄
。そして、そちらからの手紙はそのあとにしてくれ。魔子、赤ん坊、達者か。 昨日は近藤を無駄に帰して済まなかった。手が凍えてとても書けないのと、あのペンにはもうイ....
近藤浩一路氏」より 著者:芥川竜之介
近藤浩一路氏 芥川龍之介 近藤君は漫画家として有名であった。今は正道を踏んだ日....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
事であった。 まだそればかりでなく、市村座の三月興行に左団次、家橘らの一座で、近藤重蔵と阿古屋の琴責を上演していたところが、その興行中に家橘が急病で死んだため....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の中に囲繞かれて眠るが如くに最後の息を引取った。 五月十五日|新嘉坡に着いた。近藤事務長は土地の有志と計りて、事務長以下十数人、遺骸を奉じて埠頭を去る三|哩な....