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近衛
「近衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
近衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
豹一は今夜の計画が容易く実行出来ると思った。寄宿舎の横の小門を出て、電車道伝いに
近衛通の方へ肩を並べて歩きながら、豹一は、 「君は何故皆んなと散歩に行かなかった....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
彼らは宮廷に出入し、往々『天の秘密の司官』という官名で奉職していた。彼らの位階は
近衛兵の司令官や枢密顧問官(『王室の秘密の司官』)と同様であった。そしてこれらの....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
この戦争も結局は日支両国が本当に提携するための悩みなのです。日本はおぼろ気ながら
近衛声明以来それを認識しております。
近衛声明以来ではありません。開戦当初から聖戦....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
誰振 丹心白首違 滄桑転瞬変 八十三年非 十二月七日 ◯けさのラジオは、ついに
近衛公、木戸侯らにも逮捕命令が出たことを伝えた。
近衛文麿公、木戸幸一侯、酒井....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
のように曲った低いのではなく、まっすぐに筋の通った、高い、いい鼻だった。 父が
近衛の少尉になった時、大隊長の山田というのが、自分の細君の妹のために婿選びをした....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
は衾をかぶって蚊帳の中に小さくなっていると、暫くしてパチパチの音も止んだ。これは
近衛兵の一部が西南|役の論功行賞に不平を懐いて、突然暴挙を企てたものと後に判った....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いてきた、気動というのが何を意味するか。ところが、その楽音嚠喨たるやです。美しい
近衛胸甲騎兵の行進ではなくて、あの無分別者ぞろいの、短上衣をはだけて胸毛を露き出....
「続獄中記」より 著者:大杉栄
京へ来た。そして五つの時に父や母と一緒に越後の新発田へ逐いやられた。東京では父は
近衛にいた。うちは麹町の何番町かにあった。僕はその
近衛連隊の門の様子と、うちの大....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
た。その頭の上に抜きん出て銀色に光る兜のうしろに凄艶な黒いつやの毛を垂らしている
近衛兵が五六騎通った。 ――あんた、まさか奥さんの手紙を懐に持って出ていらしたの....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
一
近衛騎兵のナルモヴの部屋で骨牌の会があった。長い冬の夜はいつか過ぎて、一同が夜食....
「旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
のほうらしいので、親方がすぐ行ってみますと、でくのぼうは、王さまはじめのこらずの
近衛兵がかさなりあって、そこにころがっていました。いまし方かなしそうにしくしくや....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ならないのだというのです。それでもきょうだいはたのんだり、おどかしたりしました。
近衛の兵隊がでて来ました。いや、そのうちに王さままででておいでになって、どういう....
「アラメダより」より 著者:沖野岩三郎
ワイに帰った。 彼女は福知山藩士の佐幕党の娘で、京都では梅田雲浜氏の未亡人や故
近衛公の生母から堅い教育を受けた上、東京の女子学院に入って英語をまなんだという人....
「思い出草」より 著者:岡本綺堂
は衾を被って蚊帳の中に小さくなっていると、暫らくしてパチパチの音も止んだ。これは
近衛兵の一部が西南役の論功行賞に不平を懐いて、突然暴挙を企てたものと後に判った。....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ルマント村を、中央に対しては第四軍団をもってリーニー村を攻撃せしめ、予備隊として
近衛、第四騎兵軍団並びに後続第六軍団をあてた。 戦闘は午後二時頃より開始せられた....