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「返り忠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

返り忠の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
弓矢の名家です、この三楽斎が秀吉の前に出て申すことには、城中の松田尾張守の陣中に返り忠の模様が見える、手を入れてごらん候《そうら》え――とある。松田が内通は筒井....
私本太平記」より 著者:吉川英治
安房四郎左衛門 安間了現――なども駒をひろって先駆し出した。 また、その日、返り忠してきたばかりの散所ノ太夫義辰とその子石川豊麻呂も、手勢をつれて追撃に加わ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
のをそれにあげている。 一つ 臣義貞が上野の旗上ゲは五月八日であり、尊氏が宮方へ返り忠して六波羅攻めに出たのは同月七日だった。相距ること八百余里。何で一日のまに....