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返簡
「返簡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
返簡の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三国志」より 著者:吉川英治
て劉表、張繍の両軍が嶮をふさいで待ちかまえている由をお報らせしたところ、丞相のご
返簡には、――案じるな、我には必ず破るの計がある。――とございましたが、丞相には....
「三国志」より 著者:吉川英治
州へさして、急ぎ帰っていた。 ふところには「援助の儀承諾」の旨を直書した袁紹の
返簡を持っている。 時に、用いかた如何に依っては、閑人の一書といえども、馬鹿に....
「三国志」より 著者:吉川英治
枯れ葉を掃くようなものじゃありませんか」 次の日。 馬超の手もとへ、曹操から
返簡が来た。色よい返事である。しかし、馬超はなお数日疑っていた。 「曹軍は、この....
「三国志」より 著者:吉川英治
りとどけた。 玄徳はその冷淡に怒った。 彼が怒ったのはめずらしい。 劉璋の
返簡を、使いの前で裂き捨てて見せた。 「わが荊州の軍は、はるばるこの蜀境に来て、....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
竹屋卿よりなにか文書の中に左散所右散所のことがあって、その意味を質問したに対する
返簡らしく、「拝見の文書中にては領知の事に申歟」とあるのをみれば、やはり前記の近....