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「述ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
述ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
できないことを知っていたから、自身の志を『日本外史』に述べた。そこで日本の歴史を
述ぶるに当っても特別に王室を保護するようには書かなかった。外家《がいか》の歴史を....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
。これらを巧みに按配して綜合運用すべき時代となつているのである。ここにその原則を
述ぶれば次のごとくである。 第一。最も國家的性格の強い事業は逐次國營にし、これ....
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
由て異邦人のために著わされし路加伝も亦イエスの言行を伝うるに方て来世を背景として
述ぶるに於て少しも馬太伝に譲らないのである、医学者ルカに由て著わされし路加伝も亦....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
到底できない。思案にあまる事柄は、すべてわれ等に任せ、思いを鎮めて、よくわれ等の
述ぶるところを味ってもらいたい。 (評釈) いささか冗長のきらいはあるが、大体す....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
物の中にも、 「ファラデーによりて提出された光の電磁気説は、余がこの論文に精しく
述ぶるものと、実質において同じである。ただ一八四六年の頃には、電磁波の伝わる速度....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
があるが、不思議に失明については思切が宜かった。『回外剰筆』の視力を失った過程を
述ぶるにあたっても、多少の感慨を洩らしつつも女々しい繰言を繰り返さないで、かえっ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
ーブルの回転を義として、その法、コックリ様と毫も異なることなし。今、その使用法を
述ぶるに、テーブルの周囲に数人相集まり、おのおの手を出して軽くテーブルに触れ、暫....
「迷信解」より 著者:井上円了
いうべきものなれば、余はこれを誤怪の一種に加うるつもりである。その他は、これより
述ぶるところの各段のもとにおいて弁明しようと思う。 わが国の怪談中、最も民間に....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
ーブルの回転を義として、その法、コックリ様と毫も異なることなし。今、その使用法を
述ぶるに、テーブルの周囲に数人相集まり、おのおの手を出だして軽くテーブルに触れ、....
「大切な雰囲気」より 著者:石井柏亭
とその襟足の毛が二三分延びてくる。すると尼さんの持つ不吉なる雅味を生じてくる」と
述ぶるが如き、みな彼独特のユーモアと警句とでないものはない。 渡欧に際し猿股の....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
して宗教の必要にいたりては、これを知るものはなはだ少なし。今その必要なるゆえんを
述ぶるに、第一に、一般の学術は真理を将来に期し、今後いよいよ進みてこれに達せんこ....
「西航日録」より 著者:井上円了
はんとて二日余りぞ化粧しにける とよみ、またさらに歌および詩をつづりてその形状を
述ぶ。 喜麻拉亜の景色如何と人問はゞ天上天下唯我独尊 岳勢巍巍圧四陬、摩天積雪幾....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ては、その懸隔のはなはだしきこと言をまたざるなり。余、かつて一絶を賦してその意を
述ぶ。 青年興業欲。 (青年が事業を興すに何かを求めようとするならば、別天地のは....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
之助は六代目菊五郎、英造は六代目栄三郎と改名し、歌舞伎座にて団十郎が改名の口上を
述ぶ。 ○四月六日、神田三崎町の改良座より出火、全焼。 ○四月、本郷座にて藤沢浅....
「松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
地両先生高見卓識常に文を草する言文一致の法を用い、高尚の議論を著わし緻密の思想を
述ぶるに、佶屈※無々君の説に服し、圓朝氏の技に駭き、直に筆を採て平生の所感を記し....