迷説[語句情報] »
迷説
「迷説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
迷説の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
。殺人がなかったことと、それとが、今度の事件の二つの特異性だったとでも、こじつけ
迷説を掲げて置くかね。はっはっは」....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
鳥が鳥貝や玉※《たいらぎ》に化すと言うごとく蛤類の肉が鳥形にやや似居るから生じた
迷説だが、邦俗専ら蜃をこの第二義に解し蛤が夢を見るような画を蜃気楼すなわち竜宮と....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
た尖端人種は、これを聞くや否や大喝采裡に共鳴した。吾れも吾れもとヘポメニアス氏の
迷説を丸呑みにした。『脳髄は物を考えるところ』という錯覚を、プレミヤム付きで迷信....
「地球の円い話」より 著者:中谷宇吉郎
いうような珍説を出した人もある。普通の物理は三桁程度というのは、それに輪をかけた
迷説で、自分の実験の技術の程度を言っているのかも知れないが、その程度でも物理で生....