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退会
「退会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
退会の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
御申込みの際は予約金として金一円御送り下さい、これは最終の会費にあてます、中途で
退会さるる御方には返金致しません」との規定であったが、予約者奪取の競争上、取次店....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
が、或る人が、大塚氏のこの心の動きを「批判」した処、氏は忽ち恐縮して理由を具して
退会を申し出たそうだ。そういう氏であるから私がこんなことを知っただけでも、慎重に....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ワグナー協会のある晩餐会で、偽善に包まれた敵意の壁にぶつかった後、彼は理由なしの
退会届をラウベルのもとに送った。ラウベルには合点がゆかなかった。マンハイムはクリ....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
仲間の一人一人を講中ともいって、お互いに家代々の友であり、ちっとやそっとの事では
退会もせず、また新たに講員を加えることも稀であった。 宿になる家を頭と呼び、家....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
窮知すべくもないが、各警察署特高係員が所轄管内の会員を歴訪し、甚だしきに到っては
退会を勧告強要することをさえ敢てしたという事件である。元来本会の構成メンバーは主....