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送電線
「送電線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
送電線の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球を狙う者」より 著者:海野十三
の研究によると、あれは原動力輸送路だ。これに似たものをわれわれ地球上に求めると、
送電線とかガス鉄管とかいったものがそれにあたる。だが火星では、電気やガスを原動力....
「蠅」より 著者:海野十三
立ちつくした。ああ、恐るべき怪物! このキング・フライは、後に十五万ヴォルトの
送電線に触れて死ぬまで、さんざんに暴れまわった。 第二話 極左の蠅 その....
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
が実に巧妙な仕掛けで注意深く保護されているのであるが、一国の神経であり血管である
送電線は野天に吹きさらしで風や雪がちょっとばかりつよく触れればすぐに切断するので....
「空襲警報」より 著者:海野十三
「鳴らない! 壊れたのかな」 「班長!」 と旗男がいった。 「これは、きっと
送電線が爆弾にやられて、ラジオが駄目になったのですよ」 「ラジオが駄目になったと....
「鉛をかじる虫」より 著者:寺田寅彦
は全く不思議というより外はないであろう。 何のために鉛をかじるかが疑問である。
送電線の被覆鉛管の内部にどんなものがはいっているか、そんなことを虫が知っていよう....
「岩魚」より 著者:佐藤垢石
、小さい石油洋灯の淡い光が、浴槽の面をぼんやり照らしていた。法師温泉へはいまでも
送電線がきていない。どの室にも、風呂場にも石油洋灯を用いているのである。 曵戸....