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逆目
「逆目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
逆目の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
横手には、青竹の菱垣《ひしがき》を結いめぐらして、まんなかに、宿札が立っている。
逆目《さかめ》を避けた檜《ひのき》の一まい板に、筆ぶとの一行――「柳生源三郎様御....
「首頂戴」より 著者:国枝史郎
捩など、さも厳しく立て並べてある。門を離れた左手にあるは、青竹で作った菱垣で、檜
逆目のございません板へ、徳川天一坊殿御旅館と、墨色鮮かに書いてある。正面一杯に張....
「回想録」より 著者:高村光太郎
が、普通なら小刀を逆に使わなければ出来ぬところを、非常にむずかしいが特殊の方法で
逆目もなしに出来るのである。本仕上げにして猶お肉がいいというのを本当に良しとした....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
番屋。追廻しが三、四人飛び出して行って、竹梯子《たけはしご》に鳶口《とびぐち》、
逆目鋸《さかめのこ》、龕燈提灯《がんどうぢょうちん》などを借りて戻ってくる。 ....