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逆睹
「逆睹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
逆睹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
となどはおくびにも出さない。 まだ未来にどれ程な艱苦迫害が待ちもうけているかは
逆睹しがたいが、その決定だけでも話してやったら、さだめし万吉喜ぶだろう、耳に入れ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
はつかみようもないのである。――いや彼が稀世の怪物なら、時雲のうごきも一寸さきが
逆睹できない怪雲であるから、彼自身にさえ、ほんとの腹は固まってないのかもしれなか....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
一あらすな。お怪我なきよう、ともあれ先に川向うまでお連れ申せ。危険だ。わからぬ。
逆睹しがたい形になった。決戦はわれらの手でする」 「塩田。わしには、見物していよ....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
拠るが利か。織田に属すが勝か) を見くらべて、朝に就き、夕べに去り、ほとんど、
逆睹し難いものがあった。 備前、播磨の国境から、毛利軍が引揚げを行うとともに現....