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透明体
「透明体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
透明体の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
見えたといったらわかるであろう。 そのうちに、ほんとうは額ぶちではなく、巨船が
透明体の中にはいっていることがわかった。つまり、卵のからをセルロイドでつくって、....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
の外郭《がいかく》には、たくさんの窓があいている、もちろん穴はあいていない。厚い
透明体の板がこの窓にはまっている。そしてこの窓は暗黒の中に美しい星がおびただしく....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
くなるから冬の地上は陽気で満ちているのかも知れない。 それでわれわれ骨人とか半
透明体なるものは天上陽気の夏こそ正によろしいが、常夏の国ではない我が日本国にあっ....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
興味を持つ。 (「みづゑ」昭和三年十月) あまり熱を発散しない火や光、あるいは
透明体を眺めることはすこぶる、避暑となるものである。私は青いガラス玉を透して電燈....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
の光を浴びているところの確実なる地上の存在となって立っている。幽霊でさえもまず半
透明体位のところで、やはり光線を浴びてまごついている。中世紀の宗教画やバーンジョ....