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「逐次〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

逐次の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
のはなおさらである。 で、ある少数の例外を除いて、私はなるべく一行ずつほとんど逐次に訳していった。大体において逐次訳といっていい。そのおかげて私は創作以上の苦....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ゆる数線陣地となりましたが、それでは結局、敵から各個に撃破される危険があるため、逐次抵抗の数線陣地の思想から自然に面式の縦深防禦の新方式が出てきました。 すな....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
。ここにその原則を述ぶれば次のごとくである。 第一。最も國家的性格の強い事業は逐次國營にし、これが運營に當るものは職業勞働者でなく、國家的に組織されたる青年男....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
術台の厚い硝子は、亀裂が入った。 これが、その当時の記録に、「第×××聯隊が、逐次暗夜を辿りつゝ城門に近づかんとするや、俄かにその北側にあるＴ病院内より支那兵....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
。 以上はもちろんかなりいろいろな無理な仮定のもとに行なった計算である。これを逐次修正して言語学者の要求に応ずるように近づけて行くことは必ずしも困難ではないが....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
ままで現代の意味における科学書ではもちろんありうるはずがない。もしこの書の内容を逐次に点検して、これを現在の知識に照らして科学的批判を試み、いろいろな事実や論理....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
おかげで次第に観測資料が蓄積され、その結果はわが国の有為な少壮学者らの手によって逐次に分析的に研究されつつあり、その研究の結果は現在世界の地球物理学者の注意を集....
「すり替え怪画」より 著者:海野十三
、あの名画が僕のところへ戻るか戻らないか、それを早く報告して貰いたい」 「それは逐次順を追って捜査いたし、御報告をいたします。しかし今日御報告に参りましたのは、....
「辞典」より 著者:戸坂潤
、自然に関して弁証法的な諸概念を持たねばならぬ筈であり、事実また自然科学の歴史は逐次に自然の弁証法的観念に向って発達しつつあるのを告げているのが事実である。自然....
「方則について」より 著者:寺田寅彦
て無限なものが蓄積してもその結果は有限である。しかしかくのごとく収斂するためには逐次の各項の間に一定の条件が満足されなければならぬ。同じような級数でも、 1＋1....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
ず、いやしくも万人の必読すべき真に古典的価値ある書をきわめて簡易なる形式において逐次刊行し、あらゆる人間に須要なる生活向上の資料、生活批判の原理を提供せんと欲す....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
でにわたってチャップマン・アンド・ホール社から作者の他の諸長篇と同様に月刊分冊で逐次出版され、ただちに巨万の読者に迎えられた。これは八分冊に分れ、各分冊に「ピッ....
「欧米各国　政教日記」より 著者:井上円了
唱歌に巧みなるものは唱歌し、奏楽に長ずるものは奏楽し、あらかじめその順序を定め、逐次にその芸を演ぜしむ。あたかもわが東京の寄席のごとし。会終わるに臨み、聴衆より....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
外交等はその地位を高む。即ち、前者に在りては戦略は政略を超越するも後者に在りては逐次政略の地位を高め、遂に将帥は政治の方針によりその作戦を指導するに至ることあり....