逓減[語句情報] » 逓減

「逓減〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

逓減の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
社会時評」より 著者:戸坂潤
的な戦争青年は論外)、チャンと外に一定の目的が、税関戦・対内外思想戦・賃銀戦・対逓減利潤戦・対恐慌戦・等々が伏在するのだが、この必要を充たすにもすでに、出来合い....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
や」云々。では大いに総予算を拡大しろというのかと思うと「藤井蔵相の主張する一億円逓減の健全財政主義は破綻を生ずるに至った、従って増税の意義は非常に滅却されたこと....
娯楽論」より 著者:戸坂潤
うのである。快楽の原因は刺戟に置かれるのを普通とする。刺戟は反覆することによって逓減するのだから、一定質量の快感を保持するためには刺戟を限りなく増加しなければな....
現代科学教育論」より 著者:戸坂潤
科学教育の、原理はどこにも見出せないだろう。依然として、専門教育の師範教育的縮小逓減再生産に止まる他ないだろう。 この現状で一等悪いことは、生徒が科学に就いて....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
土地の改良に依存しなければならぬ。これは、一切の土壌の性質上、逓増はせず、徐々に逓減するところの、基金である。しかし人口は、食物がそれに与えられるならば、少しも....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
人口が生活資料を圧迫しているといわれている所の国においては、粗生生産物の供給率が逓減するために過剰人口のあらゆる害悪が経験されている旧開国において必要なそれとは....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
第一部分の強度から、消費せられる最後の単位またはこの単位の最後の部分の強度まで、逓減する事実が認められる。 長さ Oβq,1(courbes de besoi....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
れた土地の改良に依存することとなるであろう。そしてこの適度の水流でさえ徐々として逓減しつつあるであろう。しかし人口は、食物がそれに与えられ得るならば、不滅の力を....
墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
和合を希望するほうに傾いていたので、枢密院と政府の機構の中から反王党派の現勢力を逓減させることと、ステファン五世の王甥イヴァン・チェルトクーツキイをエレアーナ王....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
そしてより良い農具を用いて進歩した耕作法を行えば、耕作の拡張と資本の大きな増加が逓減的収穫を生ずる傾向を、長い間相殺して余りあるであろう。 第三は、工業におけ....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
を建て十方僧を供養し仏菩薩の像を造った。あるいは貴卑平等の大会を催し貧富の差別の逓減を計り貧病に苦しむものを救った。これらのことはその数計り難い。その写した経は....