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通し狂言
「通し狂言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通し狂言の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の外題は「優曇華浮木亀山」の通しで、切に「本朝廿四孝」の十種香から狐火をつけた。
通し狂言の「浮木亀山」は、いうまでもなく石井兄弟の仇討で、紋作は石井兵助をつかい....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
だち》藤原治世の征討を受け、敵《かたき》と恋に落ちて、非望をなげうつという筋の、
通し狂言――
どこまでも、荒唐《こうとう》の美をほしいままにして、当時江戸前の....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
、宗三郎と改名した。中村梅太郎は後の富十郎で、現在の市川団右衛門の父である。この
通し狂言の脚色者は何人であるかを知らなかったが、後に聞けばそれは座付の佐橋五湖と....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
れていた素地があった所以《ゆえん》だと思う、そこで話が大いに進んでとうとうこれを
通し狂言で本郷座の檜舞台にかけるということになった、折角書きかけた佐藤紅緑氏の脚....
「小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
尾上松緑から始まったのであるが、一体それはどういう狂言であるか判っていない。他の
通し狂言のなかに一幕はさみ込まれたもので、取り立ててこれぞというほどの筋のあるも....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
と「二十四孝」と「明烏」で、一月十二日正午十二時に開場し、明治座は「伊達騒動」の
通し狂言で、同日午前十時に開場した。大劇場が元日早々から開場するというのは、大正....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
も好評。 ○二月二十三日より新富座にて、西南戦争を脚色したる「西南雲晴朝東風」の
通し狂言を上演。八十余日間打ち通して、古今稀なる大入と称せらる。明治時代における....