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通信簿
「通信簿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通信簿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人間失格」より 著者:太宰治
謂お茶目に見られる事に成功しました。尊敬される事から、のがれる事に成功しました。
通信簿は全学科とも十点でしたが、操行というものだけは、七点だったり、六点だったり....
「風の又三郎」より 著者:宮沢賢治
石かけはいってるぞ。」 「わあ、おらの机代わってるぞ。」 「キッコ、キッコ、うな
通信簿持って来たが。おら忘れで来たぢゃあ。」 「わあい、さの、木ペン借せ、木ペン....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
父であった。父はいきなり持っていた煙管で次郎の頭をひどくなぐりつけた。 お浜は
通信簿が渡される日には、きまって卵焼をこさえて、次郎を校番室に迎えた。しかし、そ....
「決闘」より 著者:神西清
ラトィンスキイ家の令嬢で、今ではみんな縁づいている。また、カーチャとコースチャの
通信簿を出して見せる。成績は非常にいいのだが、それをなおさらよく見せるため溜息を....
「イギリス海岸」より 著者:宮沢賢治
さいてん》も終《おわ》りあとは三十一日に成績《せいせき》を発表《はっぴょう》して
通信簿《つうしんぼ》を渡《わた》すだけ、私《わたくし》のほうから云《い》えばまあ....