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通口
「通口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通口の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
横に、框から縁台へ落掛るように浴衣の肩を見せて、障子の陰に女が転がる。 納戸へ
通口らしい、浅間な柱に、肌襦袢ばかりを着た、胡麻塩頭の亭主が、売溜の銭箱の蓋を圧....
「妖術」より 著者:泉鏡花
舟崎の図は宜しくない。 通されたのが小座敷で、前刻言ったその四畳半。廊下を横へ
通口がちょっと隠れて、気の着かぬ処に一室ある…… 数寄に出来て、天井は低かった....
「水甕」より 著者:豊島与志雄
りこみ、自分の上に甕を伏せてしまいました。それでも、片方に石をあてがって空気の流
通口をあけることを忘れませんでした。 甕の中は、驚くばかりの静寂でした。物音が....