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通商条約
「通商条約〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通商条約の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
込んで東洋貿易の重んずべきことを知ったアメリカは、イギリスのあとを追ってシナとの
通商条約を結び、さらにその方針を一層拡張して、日本にも朝鮮半島にも及ぼそうとして....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
、それまでは、それほどでもなかったアメリカ人が、さかんに日本いじめをやりだした。
通商条約を、とつぜんやぶったり、急に石油や器械を売らなくなったり、大艦隊を日本に....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
国にとっては部分的に有利であるかもしれぬことを、直ちに証明するであろう。
彼は
通商条約を論じて曰く、『ある国民が条約によって自らを束縛し、ある外国からの一定の....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
た能なしで、アチラの事情に即応して主人の手落ちを自分の一存で修正し主人の熱望する
通商条約をまとめるだけのユーズーがきかなかった。 政宗の本心は宗教をダシに新エ....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
条を見るも明白にして、その後タオンセント・ハリスが全権を帯びて来るに及び、始めて
通商条約を結び、次で英露仏等の諸国も来りて新条約の仲間入したれども、その目的は他....
「空罎」より 著者:服部之総
が成人すれば嫁にやりますが、我が国の貿易はまだ成人しないのです……」 とても
通商条約どころではなさそうに思われた。物品の贈答さえ一朝一夕の手続ではなかった。....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
とっている。やはりカリフォルニア・シナ間の汽船定期航路を開始するためには米日間に
通商条約を締結する必要があるゆえんを陳《の》べ、「この手段早晩必ず着手を要するも....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
に根ざした幕府および諸藩の財政的矛盾があった。 それはともかく、井伊内閣による
通商条約締結とともに朝廷の攘夷はもはや祈願たることをやめて、まず前出の示命(安政....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
敗であった。 というのもその時――一八五八(安政五)年正月江戸で調印された日米
通商条約第五条で「外国の貨幣は日本貨幣同種類の同量を以て通用すべし」ときめたのだ....
「福沢諭吉」より 著者:高山毅
では、日本をほんとうに開国させたということにならないので、アメリカは、ぜひ、修好
通商条約(商売のとりきめ)をむすぼうとかんがえるようになりました。そのため安政三....