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「通学生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

通学生の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
俳優の声色が上手で落語も行る。時々(いらっしゃい、)と怒鳴って、下足に札を通して通学生を驚かす、とんだ愛敬もので、小使さん、小使さんと、有名な島山夫人をはじめ、....
海流」より 著者:宮本百合子
が迫っていたこともある。そこへ、学校側が、三田先生の送別会を来る土曜日の放課後、通学生食堂で開催、会費十五銭という予告を出した。 各幹事ハ打合セノタメ至急庶務....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
う訳には行かなかった。弥之助も青年苦学時代は大てい石油ラムプですましたもので、普通学生の下宿も各室電燈を引くという事は思いもよらず皆台ラムプを机の上に置いて勉強....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
動家で、男色家で、校内で一番幅を利かせていた野蛮な、横田という寮生を、吉本という通学生の硬骨漢が発頭になって、同級生一同とはかって校庭でリンチした事件であった。....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
翻身《へんしん》術。 七時半 会話。 八時 就寝。(ただし、通学生はこの限りにあらずと知るべし) 一同はつくづく感じいっていたが、やがて....
四十年前」より 著者:内田魯庵
大に見た。随って当時の女学校の寄宿舎の応接室に青年学生の姿を見ない日はなかった。通学生の待合室にすらも若い学生がしばしば出入した。学生の倶楽部や青年の会合には必....
西航日録」より 著者:井上円了
く温肉、曰くポテトなり。食事の傍観もすこぶる興味あるを覚ゆ。この校の規則として、通学生も昼食料を納めて、寄宿生と同様に食堂にて喫飯するなり。 大学はもちろん、....