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通宵
「通宵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通宵の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
親しく聴いたが、猿が飛ぶ時ホーホーと叫ぶ声は大したもので耳が病み出す。寂しい処で
通宵《つうしょう》これを聴く趣はとてもわが邦の猴鳴の及ぶところでなく、〈峡中猿鳴....
「西航日録」より 著者:井上円了
浅草十二階の三倍なり。ゆえに余、一吟して曰く、 街路如碁十里連、層楼処処欲衝天、
通宵不断電車響、残夜猶驚孤客眠。 (街路は碁盤のごとく十里も連なり、高層の建物が....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ぶのである。) 香港の山につゝける電灯の、光りは星とあやまたれけり 十時出港。
通宵汽船、珠江にさかのぼる。ときに陰暦十三夕にして、淡雲を隔てて涼月を望む。すこ....