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「通巻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

通巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に起稿し、大正の初頭に発表し、昭和十四年の年も暮れなんとする。わが「大菩薩峠」も通巻無慮九千三百二頁、四百七十万字、悪金子の口吻によりてこれを前人に比較すれば、....
「峠」という字」より 著者:中里介山
ればならぬ。右の新国字の数と種とは、今正確に分類出来ないけれども、新井白石の同文通巻によれば「峠」の如きも、当《まさ》にその時代に造らしめられた国字の一つに相違....
獅子は死せるに非ず」より 著者:小栗虫太郎
故、売れつつある雑誌を止めるのか。 それは、当初の目的とする優秀新人の出現に、通巻十二号の今となってもまったく見極めが付かないからだ。斯界の、萎靡沈衰は作家各....
美人鷹匠」より 著者:大倉燁子
ことがお分りになりましょう」 と、いう文字を冒頭にして、小間使花からの手紙が二通巻き込んであった。博士はまずそれを読んで、愕然とした。 小夜子の遺書にはその....