通御[語句情報] » 通御

「通御〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

通御の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
はことに大藩の威厳を見せ、黒の絹羽織を着た小人衆はその間を往ったり来たりした。普通御通行のお定めと言えば、二十万石以上の藩主は馬十五|疋ないし二十疋、人足百二、....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
よ」 * 四時ごろには用意成りて、三|挺の車門に待ちぬ。浪子は風通御召の単衣に、御納戸色繻珍の丸帯して、髪は揚巻に山梔の花一輪、革色の洋傘右手に....
源氏物語」より 著者:紫式部
月の節会の作法によく似ていた。午後二時に南の寝殿へお移りになったのであるが、その通御の道になる反橋や渡殿には錦を敷いて、あらわに思われる所は幕を引いて隠してあっ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
」 そして駆けつけて来る者もあれば、そこに立ち並ぶ者もあった。なぜなら、国王の通御は常に人を騒がせるものであるから。その上、ルイ十八世の出入は、パリーの町々に....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
部落から出ておった。「京都御役所向大概覚書」に、 余部村小法師勤方 一、禁裏御目通御庭掃除、余部村小法師八人え被之。 西院村より 米六石三斗三升八....