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通日
「通日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通日の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
かないで言う「ア」の音、そういう音は日本人の耳にはどちらも同じ音と聞くのです。普
通日本人は皆そうだろうと思いますが、英国人などはそれを違った音として区別して聴く....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
が来た。 本月二十八日付支倉喜平刑事事件審理上必要の趣を以て御照会に相成候電車開
通日時左記の通りに有之候此段及御回答候也 大正六年五月三十日東京市電気局 ....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
明らかにちがうのである。 言葉としての科学が文学とちがう一つの重要な差別は、普
通日常の国語とはちがった、精密科学の国に特有の国語を使うことである。その国語はす....
「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」より 著者:寺田寅彦
まれなくてもよい。これが時と関連して来るのは自然の経験の結果である。われわれの普
通日常用いる時計の針の回る角度がたまたま時の代用となるのもやはり自然の経験にほか....
「「迷いの末は」」より 著者:宮本百合子
いる国際文化振興会などの、日本紹介映画との間に、どういう血が通っているか。否、普
通日本人と呼ばれている多数のものの平凡で苦労の多い実生活の裡にこの二面はどんな形....
「マリア・バシュキルツェフの日記」より 著者:宮本百合子
付かせないその内部の衝動によって、彼女は十三から日記をつけ始めたのである。 普
通日記というと、ひとに見せないものとして考えられている。マリアはこの点で全然別な....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
にも皆それぞれに輝かしい美しさをあたえながら、あらゆるものをなんの不思議もない普
通日常の事として見せている。その光りのうちにあって、この庭も現実の明らかな事実と....
「雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
挿絵を見た中に、京都の清水かどこかの景と称するものがあった。その絵の景色には、普
通日本人の頭にある京都というものは少しも出ていなくて、例えばチベットかトルキスタ....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
藤樹などのいわれた儒教というものはほんとうはそういうものであったのであります。普
通日本の倫理道徳は儒教から出たものであるとされております、が儒教のほんとうの趣旨....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
していわんや国家のためということに、わたらなかったことがあとで気がついた。 普
通日本の実業家であれば、五万足らずの会社を設立するにも、その宣言には、己《おの》....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
同じだけの生活資料購買力を得ることとなる。しかしながら、英蘭《イングランド》の普
通日傭労働の労賃が三シリング四ペンスまで上ったことは一度もないのである。 1....
「日蔭の街」より 著者:松本泰
と、あれは支那人だったかも知れません。Rの音を皆なLのように発音していました。普
通日本人の方だと、Lの発音が旨くゆかないようですね」とちらと私共の方を見ながらい....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
ぬ証拠なり。 されば今、かかる実なき学問はまず次にし、もっぱら勤むべきは人間普
通日用に近き実学なり。譬《たと》えば、いろは四十七文字を習い、手紙の文言《もんご....
「黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
開拓次官となって樺太《からふと》に発《た》つのが明治三年七月二十七日(『大久保利
通日記』)、井上清氏の労作『日本の軍国主義』につぎの記載がある。 「政府は七〇....