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「通気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

通気の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
超人間X号」より 著者:海野十三
かった。 「相手は手ごわいぞ。火焔放射器を持っているらしいから、よし、この部屋の通気孔《つうきこう》から、毒ガスを注ぎこめ」 X号はいまは、かんかんに怒ってい....
地獄の使者」より 著者:海野十三
犯人容疑者まで用意したのだった。 尚、毒瓦斯ケリヤムグインは、鶴彌を斃した後、通気孔や窓の隙間から自然に外へ出て行き、稀薄となっていった。そして約一時間半後、....
家なき子」より 著者:楠山正雄
な勢いでうずをわかせながら、材木をおし流して、羽のように軽くくるくる回した。 「通気竪坑にはいらなければだめだ。にげるならあすこだけだ。ランプを貸してくれ」と「....
けむりを吐かぬ煙突」より 著者:夢野久作
煉瓦と対のものが、玄関に向って右手の室の壁にチャント附いている。又、普通の意味の通気筒ならばモット手軽い、品のいい、理想的のものがイクラでも在る。台所も電気と瓦....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
や、それの腐蝕を防ぐ方法、ボネリーの電気応用絹織機、バァリーの考案にかかる上院の通気法等で、ファラデー一生の最後の講演はジーメンスのガス炉の話であった。 ファ....
鉄の規律」より 著者:平林初之輔
一 今から何年か前、詳しく言えば、千九百――年の夏のある日、午後八時頃ポーラー〔通気性に富む上等の織物〕の上着に白セル〔薄地の織物〕のズボンをつけ、新しいパナマ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
玻璃《はり》を以って覆《おお》われ、下部は粧飾用|敷煉瓦《しきれんが》を敷詰め、通気管は上部突出部および中間側窓と、下方|腰煉瓦《こしれんが》の場所に設けらる。....