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通水
「通水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通水の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
深さもどこまでも平均され、両岸はコンクリートでつき固められ、全く人造掘割の平板な
通水路にされてしまっている。この地方の河童と云うのも昔からどこの里にもありそうな....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
大井川の川会所《かわかいしよ》の軒下には、薄汚れのした木の札がかかっていて
帯上
通水《おびうえとおしみず》、九十五文
と、書いてあった。今日の川水は、渡し人足....
「泡盛物語」より 著者:佐藤垢石
ら、さらに二人の分も掃除して、元のように土管を埋めた。そして、湯屋の番頭を呼んで
通水させてみた。掃除は、立派に終わったのである。もう、夕方になっていた。 しか....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
霜柱は霜とは成因の全く異ったものである。あれは土の中の水が凍ったものであって、普
通水から凍った氷は結晶にならぬことは前に述べた通りであるが、霜柱の時は例外であっ....