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通癖
「通癖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通癖の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「貧しき人々の群」より 著者:宮本百合子
け上る、厳しくすれば怖《お》じけて何を云っても返事もしないようになるのは、彼等の
通癖である。 婦人連が彼等にめぐむことに若し成功したら? ほんとうに、彼等の生....
「画室談義」より 著者:上村松園
千羽鶴を描くのにいろいろと自分の姿態を映した話がありましたが、画描きというものの
通癖でもありましょうか。 月の夜、障子にうつる竹や木の枝の影に、とても美しい形....
「脚」より 著者:吉川英治
熱くして、拳でぼろぼろ流れる涙をこすった。お村は、義理の仲だし、弁政も、江戸人の
通癖で、口ではくそけなしにしてるが、肚の中では決してそうでない事を読んでるので、....