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「通計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

通計の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
決定を受取ると文字通り雀躍して喜んだ。恨み重なる庄司署長、今まではたゞ呪いの手紙通計七十五本で間接射撃をするばかりだったが、今度は彼を眼のあたりに迎えて、思う存....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
て行った。この旧い街道筋と運命を共にする土地の人たちはまだ何も知らない。将来の交通計画について政府がどんな意向であるやも知らない。まして、開国の結果がここまで来....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
いに精力を費したものは、書肆博文館のためにする著作翻訳で、その刊行する所の書が、通計約百五十部の多きに至っている。その書は随時|世人を啓発した功はあるにしても、....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
バー、ホーンに於て一同揃って痛飲会が開催せられることとなり、同夜午後十一時まで、通計五時間……」 将軍は、苦り切って、その報告で洟をちんとかむと、紙屑籠へ投げ....
解説(『風知草』)」より 著者:宮本百合子
、小説にうちはまってゆけるゆとりが作者の心に生じた。また一九三二年から前後三回に通計十ヵ月ちかい警察の留置場での生活を経験しなければならなかったこともそのころプ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
ので、入寮生が頻りにふえる。そこで、幕府以来の旧寮の外にまた新寮が出来て、前後の通計では入寮生が四百人以上にもなったと聞いている。かく多人数が居るにかかわらず、....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
の資財帳を見るに、法隆寺にはその寄附者及び特に年代を明記する程の由緒ある遺物は、通計百六十八点に達していたが、その中天智天皇九年以前の物は、僅かに釈迦・薬師の両....