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速報
「速報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
速報の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鰊漁場」より 著者:島木健作
つたえられる。この町の帝国水産会の支部は、事務所の前の掲示板に墨くろぐろと初鰊の
速報を書いてはり出した。町には見る見る活気がみなぎってくる。大漁を祈願する鐘や太....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
の符号を打ち返して来ました。何か変ったことでもあるかと僕は彼に訊ねました。彼は早
速報告したいと思うから憲兵隊の人に出て貰って呉れというのでした。僕は丸本少佐にこ....
「文学と生活」より 著者:宮本百合子
上に認めなければならない時代に来ていると思う。 生活の実感は短波が日常に及ぼす
速報につれて短時間に拡大し、複雑化し、手に負えないほどになっているのに、文学の創....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
今とりかかれる仕事ではないから別に約束いたしませんけれども、私はこれはあなたに早
速報告しなくては、と思ったの。だってその人が云うには、自分の生活に一つのまとまり....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
先頭とするベルリン入城が公式に発表された。五月一日のメーデーにこの世界史的事実を
速報せず、六日まで待って、確実ゆるぎない勝利の事実に立ってはじめて公表したソ同盟....
「調査機関」より 著者:中井正一
。調査というと、研究よりも一段低級のもののように考えられ、その成果もガリ版などで
速報的に処理されるので、作業そのものが拙速で権威のない仕事に陥りがちである。総じ....
「「良書普及運動」に寄せて」より 著者:中井正一
の棚を設定し普及せしめんとするのである。 各図書館は、このわが図書館協会の良書
速報と地方配給機構の棚の本との一致をたしかめると共に、その内容の価値の批判をも、....
「三国志」より 著者:吉川英治
叛軍いかに気負うとも、散開に斬りふさぎ、要害に守り支え、もし急変があればふたたび
速報申しあげます」 と、頼もしげに云い放ち、即刻三千余騎の精兵をひきいて都へ馳....