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速決
「速決〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
速決の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
を張る事が不得策であるのは、明瞭であるから、正行は敢て東条に退いて自重せず、速戦
速決で得意の奇襲に出でたと解す可きだろう。時|恰も鎮西に於ける官軍の活動も活溌で....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
てくれられた、そなたの心入れもうれしいが、それを仇耳《あだみみ》に聴き流さず、早
速決心、手配した、わしの心持も、まず讃めて貰わにゃならぬ。わしが、上方で買いしめ....
「日記」より 著者:宮本百合子
が体の工合の悪いことを知らせて来る。気の毒に思い、かえろうとして居た処なので、早
速決心をし、二十一日にかえることにきめた。 五月二十日(金曜) 朝になって葉書....
「三国志」より 著者:吉川英治
いつそれも陥ちるか知れない情勢です」と、急を伝えた。 このときの孔明は実に果断
速決であった。その日に朝へ出て、後主劉禅に謁し、 「南蛮はどうしても一度これを討....