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速記術
「速記術〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
速記術の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パルチザン・ウォルコフ」より 著者:黒島伝治
となしに兄は帰休になって、今は小作をやっている。入営前大阪へ出て、金をかけて兄は
速記術を習得したのであった。それを兄は、耳が聞えなくなったため放棄しなければなら....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
、同業者間にも大師匠として尊敬されていた。 明治十七、八年の頃とおぼえている。
速記術というものが次第に行なわれるようになって、三遊亭円朝口演、若林|坩蔵速記の....
「円朝花火」より 著者:正岡容
また一《ピン》が出る。 運には限りのあるもので、圓朝ほどの傑物も、まもなく本邦
速記術の発達により、若林|※蔵《かんぞう》、小相英太郎、今村次郎の速記をもって「....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
たのが、実に本邦講談落語速記の嚆矢《こうし》ではあるとされている。即ちそれほどの
速記術草創時代だったから、圓朝の一声一咳は全篇ことごとく情熱かけて馬鹿正直にまで....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
な記事文や論説を言文一致で試みた者もあった。同時にこれより三、四年前に発明された
速記術がその頃|漸く実際に応用されて若林|※蔵の功労とを無視する事は出来ない。 ....
「松の操美人の生埋」より 著者:宇田川文海
に非ず、然れども其の人の感情を動かすの深浅より言えば文章遠く演説に及ばず、且近来
速記術世に行われ演説をそのまゝ筆に上して世に伝うの便を得たり、親しく耳に聞くと、....