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速記録
「速記録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
速記録の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「男女同権」より 著者:太宰治
の教育会の招聘《しょうへい》を受け、男女同権と題して試みたところの不思議な講演の
速記録である。 ――もはや、もう、私ども老人の出る幕ではないと観念いたしまして....
「如是我聞」より 著者:太宰治
。弱さ、苦悩は罪なりや。 これを書き終えたとき、私は偶然に、ある雑誌の座談会の
速記録を読んだ。それによると、志賀直哉という人が、「二、三日前に太宰君の『犯人』....
「全体主義への吟味」より 著者:宮本百合子
弱点を餌として、三木清氏のような全体的の哲学が闊歩するのであるし、亀井貫一郎氏の
速記録改竄問題をひきおこすのである。 ヒューマニズムは、無方向な人間性全体主義....
「平和運動と文学者」より 著者:宮本百合子
たちが正しい方向にもりたててゆく文学的努力もこもっているわけです。 追記 この
速記録は例によってわたしの早口から混乱したものになっていたので補足したと一緒に後....
「短い感想」より 著者:宮本百合子
つりかわりをおのずから思いおこさせたのである。 いかにも屈託のない家庭らしい。
速記録をよんで、私はいろいろの暗示をうけ面白く感じた。若い娘とその両親とが、公人....
「それに偽りがないならば」より 著者:宮本百合子
せいに公訴の不当を訴えた根拠というのは、どういうものだったろう。 公判第一日の
速記録によって被告たちの陳述をあとづけてみる。 午前の人定尋問の時、立って「こ....
「若き僚友に」より 著者:宮本百合子
二十三日の週刊朝日「菅証人はなぜ自殺したか」という記事は、特別調査委員会における
速記録の一部をのせて、この悲劇の核心を照し出しています。 委員たちが、菅氏にし....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
だということを証拠立てているだろう。 だが原稿(又は著書)の朗読とそれの機械的
速記録作成とは論外として、とに角大学其の他の講義が一部分でもラジオ放送化し得ると....
「昨日・今日・明日」より 著者:織田作之助
でも、歌はおきらいなのでしょう?」 微笑していた。 「いや、あれは取消しです。
速記録から除いて貰いましょう。本員の失言でした」 「まア」 「あはは……。僕いま....