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「造寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

造寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名君忠之」より 著者:夢野久作
てするならば、明国、韓国、島津に対する九州の押え大名は、こちらから御免を蒙る。龍造寺、大友の末路を学ぶとも、天下の勢を引受けて一戦してみようと仰せられる事は必定....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
を何故咎めぬ! いやいや決してお前ばかりではない、上杉公、武田公、毛利、島津、竜造寺、そういう奴ばらを何故咎めぬ! そいつらこそ真の殺人鬼だ!」 「詭弁だ!」と....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
たら御存じでごぜえましょうが、いつぞや大阪御城の分銅流し騒動でやかましかった、竜造寺長門守様でごぜえます」 「なに! 竜造寺殿が糸を引いておるとのう。これはまた....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
っかりしていて、そうあわてもせず、互の顔を見合わせている。 透明壁か 「竜造寺兵曹長。これはへんだな」と、山岸中尉がいった。この若い士官は、鉱山の山岸少年....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
えってその境遇を利して自由に振舞って来た。この女にはそんな経歴がある。もともと竜造寺氏の出だという。家系の立派さに先ず驚かされる。 九州でも今の地理からすれば....
郷介法師」より 著者:国枝史郎
の実父なるものはついに何者だか解らないのである。 郷介の養父は九州に名高い、龍造寺家の長臣であったが、養子郷介を貰い受けた時、ある有名な人相見が、親殺しの相が....
巷説享保図絵」より 著者:林不忘
ますよ」 おせい様をふり切るようにして、お民は、そそくさと帰って行った。 龍造寺主計《りゅうぞうじかずえ》が、東海道から江戸へはいったのは、この、お民が、お....
親鸞」より 著者:三木清
最初の五百年は解脱堅固、次の五百年は禅定堅固、次の五百年は多聞堅固、次の五百年は造寺堅固、後の五百年は闘諍堅固にして白法隠没するの時として、特色づけられる。すな....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
の金色堂を見ただけでも容易に推知し得べきところである。彼はまた中尊寺以外にも多く造寺・造塔の功徳を積み、在世三十余年の間、わが延暦・園城・東大・興福等の諸大寺を....
私本太平記」より 著者:吉川英治
でそれらに勝った。 これへ、秋月寂心の兵数千も味方に参じ、日和見だった深堀、龍造寺、相良、杉、富光などの小武族も、ぞくぞく陣へ投じて来る。で、全兵力はたちまち....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
のころ、大勢をつれて、日本に帰化した人々であるという。 かつて大隈重信侯が、龍造寺、鍋島、大隈一党の祖先研究をたれかにやらせたところ、その遠祖がみな原田系に結....