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「造次〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

造次の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
金井君は自然派の小説を読む度《たび》に、その作中の人物が、行住|坐臥《ざが》造次|顛沛《てんぱい》、何に就けても性欲的写象を伴うのを見て、そして批評が、それ....
夜行巡査」より 著者:泉鏡花
とに退《さが》りぬ。巡査はこのところを避けんとせしなり。されども渠は退かざりき。造次《ぞうじ》の間八田巡査は、木像のごとく突っ立ちぬ。さらに冷然として一定の足並....
連環記」より 著者:幸田露伴
後、其志|弥々劇しく、口に名号を唱え、心に相好を観じ、行住|坐臥、暫くも忘れず、造次|顛沛も必ず是に於てす、夫の堂舎|塔廟、弥陀の像有り浄土の図ある者は、礼敬せ....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
涼たり笛一枝 天網|疎と雖ども漏得難し 閻王廟裡|擒に就く時 犬坂毛野造次何ぞ曾て復讎を忘れん 門に倚て媚を献ず是権謀 風雲帳裡無双の士 歌舞城中第一....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
膿を吸ったりするのはよけいなことだ、そんな些細なことをしなくても、堅誠あるものは造次顛沛みな阿※、その上で、そんなことはよけいなことだ、女のくせに千人の垢を流す....
西航日録」より 著者:井上円了
からず。願わくは、教育に従事するもの終始一貫、この心をもって心とし、学生たるもの造次顛沛の間も、この心を失わざらんことを。左にシャンハイ所感の一首を録す。 城頭....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
るに足る。午後一時、着市す。その里程百二十五マイルあり。公使館在勤藤井実氏、甘利造次氏、三隅棄蔵氏、停車場内にありて歓迎せらる。目下、日置公使帰朝の途に就かれ、....