造船所[語句情報] » 造船所

「造船所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

造船所の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
、ケノフスキーは次のような要旨を含んだ話をドレゴに聞かせた。 「わしはヤクーツク造船所の一代理人だが、原子爆弾防衛委員でもなければ、アイスランド海域の監視人だな....
壊れたバリコン」より 著者:海野十三
ニ質問スベシ。兎モ角モ早ク語レ」 相手「必ズ信ゼヨ。予ハ決死的ナリ。 予ハ神戸K造船所電気課員、セントー・ハヤオ。只今ノ所在ハN県東北部T山ヲK山脈ヘ向ウ中間ノ....
カンカン虫殺人事件」より 著者:大阪圭吉
を着込むと、大急ぎで工場までやって来た。 原田喜三郎と山田源之助は、二人|共K造船所直属のカンカンムシで、入渠船の修繕や、船底のカキオコシ、塗り換えなどをして....
海底都市」より 著者:海野十三
んなの期待しているのは……」 といいかけたとき、僕たちは急に明るい広々とした大造船所《だいぞうせんじょ》みたいなところへ出た。 原子エンジン こんな大....
恐竜島」より 著者:海野十三
その道の行きあたりに、この原始林の世界にはにあわぬ洋風の小屋があった。 それは造船所であった。いや、おそまつなものだから、造船小屋といった方がいいであろう。 ....
豆潜水艇の行方」より 著者:海野十三
をおきかせしましょう。二人がいいあっているところは、その豆潜水艇がおいてある青木造船所の中です。 「おい春夫君。君は、この潜水艇のことを、ジャガイモ艇などとわる....
アド・バルーン」より 著者:織田作之助
よしてしまった。どうにも気恥しくて歩けなかったからです。そして、田所さんの世話で造船所の倉庫番をしたり、病院の雑役夫になったりして、そのわずかの給金の中から、禁....
人造物語」より 著者:海野十三
るであろう。 人造人間は、電波で完全に操縦が出来るようになろう。その時代には、造船所の代りに、人造人間製造会社が、驚くべき繁栄をなすことであろう。人造人間の幾....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
れど、僕行かないんです」 この少年は呉から来ていたが、東京の言葉を使った。父は造船所か何かに出ている、母親は芸者であったことが後で解った。 私は絶えず甘い、....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
リエンタル船渠の工場からは鉄槌の音が聞こえてくるし、対岸に孤立して立っている董家造船所のドックからは汽罐の音が聞こえて来る。 ラシイヌは河岸を米租界の方へ耳を....
入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
次には軍隊が出動する。最近、岐阜の農民の暴動に対して軍隊が出動した。先年の、川崎造船所のストライキに対して、歩兵第三十九聯隊が出動した。三十九聯隊の兵士たちは、....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
太平洋戦争が始まったのだが、そのキザシは至るところに見ることができた。長崎港内の造船所のドックにはいりきれずに大きな図体を湾内に露出していたのは「大和」であった....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
そのもっとも力を致したるは勘定奉行在職中にして一身を以て各方面に当り、彼の横須賀造船所の設立のごとき、この人の発意に出でたるものなり。 小栗はかくのごとく自か....
少年の食物」より 著者:木村荘八
のを見ると、幾艘もペンキ塗の軍艦をこしらえて、私の家の物干しへ矢張りペンキで「旭造船所」と書きました。私は此の読み方を兄キに聞きましたが、うれしいと思いました。....
四つの都」より 著者:織田作之助
造、苦笑してマッチの箱を渡してやる。 庄造「貰えというのは、わたしの友人で神戸の造船所の技師長をしている男の娘さんだが、まあ、当代稀にみるいゝ娘さんだよ」 この....