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連ぬ
「連ぬ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
連ぬの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
天の一方に残しているばかり。手近の愛鷹山さえ、北の最高峰越前岳から、南の位牌岳を
連ぬるところの、鋸の歯を立てた鋸岳や、黒岳を引っ括めて、山一杯に緑の焔を吐く森林....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
た漢籍の渉猟《しょうりょう》においても浅からざるものがあった。みだりに美辞麗句を
連ぬるのみでなく、彼の思想の根柢には、浄土教より得たるところの遒麗と静寂とを兼ね....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
は木を伐り払ってあるので、四方の開豁なる眺望が得られる。南を望むと鋸山から鳶岩を
連ぬる支山脈が近く脚下に横たわり、鳶岩の右の肩には上州峠の頂上にある鉄索の小屋ま....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
しばだいもん》の辺《へん》より道の両側に塔中《たっちゅう》の寺々|甍《いらか》を
連ぬるその端れに当って遥に朱塗《しゅぬり》の楼門を望むが如き光景である。私はかく....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
家と酒舗の比較的多きを見る。百戸に満たぬ小駅に四個のチャーチあり、各市に医家軒を
連ぬる市街数カ所あり、また酒舗一丁内に数戸ある等、けだし新開地、新植民地にはこの....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
一 信濃の国は十州に 境
連ぬる国にして 聳ゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し 松本伊那佐久....