連印[語句情報] »
連印
「連印〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
連印の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道草」より 著者:夏目漱石
半面にはいたって気の弱い煮え切らない或物が能《よ》く働らきたがった。この場合断然
連印を拒絶するのは、彼に取って如何《いか》にも無情で、冷刻で、心苦しかった。 「....
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
、やっぱりストキに頼むんだね」 「じゃあ、今夜要求条件をこしらえて、それに全部で
連印して、それを船長に提出しようじゃないか」波田がいった。 「いいだろう」皆が賛....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
ば到底らちの明かざるを看破り、一時を弥縫せんと、ここに私印偽造の罪を犯して武男の
連印を贋り、高利の三千円を借り得て、ひとまず官金消費の跡を濁しつ。さるほどに期限....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
し申す程でございますから、お得心下されば、これから主人の所へまいりまして、両人で
連印の上拝借します、どうも主人を世に出さなければ済みません、神かけて御損は掛けま....
「増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
害旱害等不及申其外公私に付如何の異変有之候共右日限の通聊か相違無返納可被申候且又
連印役向之者臨時役替等被申候は引請候後彼立者早速御届申候為後証仍如件 慶応三年....