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連合国
「連合国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
連合国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
ると、いつ来て?」 ノルマン・レイ氏は、商船《マリン》サアヴィスの理事なのだ。
連合国の汽船の動きを、脳髄の皺《しわ》に畳《たた》み込んでいる人である。 「待ち....
「三年たった今日」より 著者:宮本百合子
性が生きていることを日本の旧権力が実感した時期である。吉田首相が記者会見のとき、
連合国の日本民主化方策について、はじめは危惧の念を抱かないでもなかったが、この頃....
「世界の寡婦」より 著者:宮本百合子
においたのであった。 ヨーロッパの婦人たちが、民主平和のヨーロッパ再建のための
連合国憲章にもとづいて、婦人たちの大統一戦線をこしらえはじめたこころもちは、同感....
「明日をつくる力」より 著者:宮本百合子
は歴史的な存在であるから、私たちの協力も歴史の課題から抜け出ることはない。世界が
連合国憲章をつくって、真から戦争とファシズムに反対し、一つの民族によって隷属させ....
「人民戦線への一歩」より 著者:宮本百合子
っている。人民に対して行使する表向きの暴力はもっていないという建前になっている。
連合国は、日本人民の平和裏の自主性を認めているのである。地方にも都会にも様々の形....
「社会と人間の成長」より 著者:宮本百合子
であったらば、どうしてあれだけの大事業が出来たでしょう。 中国の謝冰瑩という、
連合国の代表で来ておった人が、上海へ帰りまして、「日本の人は立派です。忍耐強くて....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
が最後の奉仕を行い得る限界はすでにすぎている。日本国内の旧支配権力は天皇に対する
連合国側のこの利用的譲歩の技術に乗じて全くそれを悪用している。彼等は一九四五年八....
「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」より 著者:宮本百合子
られている。 ソヴェト同盟は第二次大戦にナチスとの戦いで七百五十万人を失った。
連合国のなかでは最も犠牲が大きかった。またフランスをのぞけば最も深く国内をナチス....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
る道です。 昨夜、スウィスの新聞が「日本のような大国が、事態変化に応じて直ちに
連合国に協力し得るということは一つの驚くべきことだ」と云っている由放送しました。....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
スが英、独、露、墺、スエーデンなどと結んだ第二パリ講和条約)はフランスに対して、
連合国に七億七千万フランの償金を支払えという条件を押しつけた。その上、
連合国個別....
「火の扉」より 著者:岸田国士
出るというふうであつた。 が、現在の彼は、復員庁の一職員として専らH工しようの
連合国への引渡事務に当り、同時に、彼の関係した重要研究の資料を整理して提出する特....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
蹟は起きなかった。 一夜のうちに大西洋の底へ沈んだアトランティド大陸のように、
連合国がみなスッポリ海へ沈んで無くなってしまえと熱烈に期待していたが、駄目だった....
「黒岩涙香のこと」より 著者:平林初之輔
いきだったので(これは弱いものにひいきするという人類に共通の心理からだったのか、
連合国の正義人道のプロパガンダのおかげかはっきりおぼえていないが)、仏国出兵の主....
「回顧と展望」より 著者:高木貞治
ら送って貰ったような状態であった.ところが,ストラスブルグの会議は,戦争の直後,
連合国とドイツ側と分離した時代で,それはどうもそういう整数論の話などを持出すには....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
るに、戦争初期決戦戦争的色彩の盛んであった時期には、統帥権の独立していたドイツは
連合国に比し誠に鮮やかな戦争指導が行なわれ、あのまま戦争の決が着いたならば統帥権....