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連歌
「連歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
連歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
ゅうこじ》の珍重《ちんちょう》していた「赤がしら」と称える水さしも、それを贈った
連歌師《れんがし》の本名《ほんみょう》は、甚内《じんない》とか云ったと聞いていま....
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
煙草を燻らしながら、ぽつぽつ話をする。 この庵の創始者の宗長《そうちょう》は、
連歌は宗祇《そうぎ》の弟子で禅は一休に学んだというが、
連歌師としての方が有名であ....
「山崎合戦」より 著者:菊池寛
上、信長を殺せば後は野となれ山となれ的な棄鉢でやった事ではない。 例の愛宕山の
連歌で、 ときは今|天が下知る五月かな と云う発句を見ても、天下を狙う大志が躍....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
の豪奢の絶頂は、寛正六年三月の花頂山の花見宴であろう。咲き誇る桜の下で当時流行の
連歌会を催し、義政自ら発句を作って、 「咲き満ちて、花より外に色もなし」と詠じた....
「小田原陣」より 著者:菊池寛
あり。酒宴遊舞をなすものあり。炉を構へて朋友と数奇に気味を慰もあり。詩歌を吟じ、
連歌をなし、音しづかなる所もあり。笛|鼓をうちならし乱舞に興ずる陣所もあり。然ば....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
信長を殺す前には愛宕へ詣って、そして「時は今|天が下知る五月かな」というを発句に
連歌を奉っている位だ。飯綱山も愛宕山に負けはしない。武田信玄は飯綱山に祈願をさせ....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
《しがた》って宗鑑に、飲まんとすれど夏の沢水、の妙句を附けさせ、俳諧《はいかい》
連歌《れんが》の歴史の巻首を飾らせるに及んだ。蠅《はえ》といえば下らぬ者の上無し....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
、薄に女郎花が交ったは、薄彩色の褥のようで、上座に猿丸太夫、眷属ずらりと居流れ、
連歌でもしそうな模様じゃ。……(焼撃をしたのも九十九折の猿が所為よ、道理こそ、柿....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
暗くて陰気なことは! しかしそういう薄暗さの中に、朱塗りの衣桁が立ててあって、「
連歌盗人」の都雅な衣裳が、無造作に掛けられてあるところは、古風で美しい光景であっ....
「秋の筑波山」より 著者:大町桂月
引合に出されたるもの也。 頂上には、男体女体の二尖峯相並びて突起し、南に離れて
連歌岳あり、東につらなりて宝珠岳あり。なほ女体よりの下り路に、北斗石、紫雲石、高....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
加持祈祷の効験もない。枕もとには重恩の家の子、老若の女房ども、新古参の盲法師、歌
連歌の者、さては田楽、ばさらの者、入り代り立ち代りに詰め切って、ひたすらその機嫌....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
事をのみぞ好める。法師は兵の道をたて、夷は弓引くすべ知らず。仏法知りたる気色し、
連歌し、管絃をたしなみあへり。 とある夷は、明かに一般の武士を指すなり。また同じ....
「サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
らめは、うかれて宿も定めぬか つく くゝつまはしは廻り来て居り という
連歌を引証して、サンカという語の古く見ゆる例とされているのである。さすがに博覧な....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
十七首あるので、西行の歌は一千五百首である。他に様々の文献に見える短歌六百九首、
連歌が九首、合計二千百十八首。しかし佐佐木信綱博士の蔵される『山家集古鈔本』の奥....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
のものはやや趣を異にするもの。 、(禅宗)、(律家)、(念仏宗)、(法華宗)、(
連歌師)、(比丘尼)、(尼衆)、(山法師)、(奈良法師)、(華厳宗)、(倶舎宗)....