連隊[語句情報] » 連隊

「連隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

連隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
密集隊形の指揮単位は大隊です。今のように拡声器が発達すれば「前へ進め」と三千名の連隊を一斉に動かし得るかも知れませんが、肉声では声のよい人でも大隊が単位です。わ....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
り押しかけては、時代逆行の珍現象を呈した。それを鎮撫するのに、陸軍大臣に麻布第三連隊に総動員を命ずるという前代未聞の大騒ぎが起ったのであった。 しかし、新聞紙....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
かと思ったが、あとでわかったところによれば陸軍の中尉(山田少尉ともいう)で、野砲連隊の近くに降り、電線にひっかかったが、顔面の少負傷で助かり、部隊へ収容されたと....
自叙伝」より 著者:大杉栄
ては珍らしい快活さや、ことにその僕に親しみのある言葉の調子で、僕はすぐにどこかの連隊で下士官でもやっていたのかなと思った。 「先生、親爺の名と僕の前科何犯とをく....
続獄中記」より 著者:大杉栄
逐いやられた。東京では父は近衛にいた。うちは麹町の何番町かにあった。僕はその近衛連隊の門の様子と、うちの大体の様子と、富士見小学校附属の幼稚園の大体の輪画とのほ....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
分別くさくはげかかった後頭部などを見ると、たいへん元気にみえ、なんだか、その首を連隊長か旅団長ぐらいの軍服のうえにすげかえても、決しておかしくはないだろうと思わ....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
である。隊長をあわせても、たった二人だ。 「命令。地底戦車兵第……ええと、第百一連隊第二大隊第三中隊第四小隊のパイ分隊は、只今より出動する」 と、べら棒に大き....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
航空母艦でサ、その次が海軍の佐世保航空隊と、兄さんの所属している陸軍の太刀洗飛行連隊だ。――その外、朝鮮半島の平壌には陸軍の飛行連隊があるし、また中国南部やフィ....
空襲警報」より 著者:海野十三
ああ、中尉どの」 沼田の面はひきしまっていた。 「そうでありますが、非常呼集の連隊命令であります。サイド・カーをもってお迎えに参りました」 「ナニ非常呼集……....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
その事実をお話し申すことにしましょう。 それは一八二七年の七月、わたしが自分の連隊を率いて、ルーアンに宿営している当時のことでした。ある日、わたしが波止場の近....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
公務に就いていれば、直接または間接に二、三百人の印度人の文官と、十一、二の中隊や連隊全部の人たちと、いろいろの在野人士の千五百人ぐらいには知られるし、さらに十年....
スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
鵞鳥は堂々たる艦隊をなして、近くの池で遊弋し、家鴨の船隊をまもっていた。七面鳥の連隊は庭で鳴きあるき、ほろほろ鳥は、その鳴き声にぷりぷりして、不機嫌な女房連のよ....
人間山中貞雄」より 著者:伊丹万作
た。 それからトラックやら自動車やらに分乗して「歓呼の声に送られて」と、○○の連隊の近所まで送つて行つたのはついきのうのことのような気がする。 入営から何日....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
そして銃剣で、抵抗すれば撃つとおどかされながら、同宿の者数名とともに戸山ヶ原騎兵連隊の営倉にぶちこまれた。真暗で妙なにおいだけが鼻につく営倉の中で落付けるわけが....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を買い集めたのであった。 明治の末から大正の初めにかけての会津若松歩兵第六十五連隊は、日本の軍隊中に於ても最も緊張した活気に満ちた連隊であった。この連隊は幹部....