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「連音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

連音の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
一 音韻組織と連音上の法則 言語は、すべて一定の音《おん》に一定の意味が結合して成立つもので....
白蟻」より 著者:小栗虫太郎
人の絶望には、真黒な三十二音符を……、また、力と挑戦の吐露には、急流のような、三連音符を想像して頂きたいと思う。 なお、本篇の上梓について、江戸川・甲賀・水谷....
旅愁」より 著者:横光利一
は振り返って東野の顔を見た。その間にも、大掃除のときの畳を叩くような機関銃らしい連音が少し籠り気味に、遠くの方から鮮やかに聞えて来た。まさかと思っていたこととて....
糸車」より 著者:寺田寅彦
ューベルトの歌曲「糸車のグレーチヘン」は六拍子であって、その伴奏のあの特徴ある六連音の波のうねりが糸車の回転を象徴しているようである。これだけから見ても西洋の糸....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
」でも吹くのかと思うと、そうではなく、単調な、物悲しい、尻上りになって内へ引込む連音を吹いて、 「次は中雀《ちゅうじゃく》」 これもほぼ同じような、単調な連音....
華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
ね」 南原杉子は苦笑した。そして、ピアノのキイに手をのせたかと思うと、はやい三連音符をならしはじめた。 仁科六郎はほっとした。黙って居られることが、そして、....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
に顕われてカッタン又はコットンとなった。始めは絹綿であったが後には木綿となった、連音となったのでハタが木綿となってキハタ、キワタルと転じた、ワタとハタは同名であ....