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週番
「週番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
週番の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自叙伝」より 著者:大杉栄
かしたことがあった。 父が勤めていた連隊は青山練兵場の奥の方にあった。父は折々
週番で帰って来なかった。ある日、たぶんその
週番が三日目四日目と進んで大ぶさびしく....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
そう》だった。そして寄宿生だけのその簡単な常食も、実は例外なものだった。子供らは
週番の長老の監視の下に黙って食事をした。もしだれか規則に反して口を開こうものなら....
「氷河」より 著者:黒島伝治
ん!」骨折の上等兵は泣き顔をした。 八 錆のきた銃をかついだ者が、
週番上等兵につれられて、新しい雪にぼこ/\落ちこみながら歩いて行った。一群の退院....
「いわゆる「反省」は我々を救うか」より 著者:岸田国士
様に書見台を前にし、鉛筆をけずり、辞書をひろげ、計算棒をにらみ、そして、粛然と、
週番生徒監の入来を待つたのである。私は、この時、ふと、ある好奇心のようなものが浮....