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進士
「進士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
進士の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黄粱夢」より 著者:芥川竜之介
した。うつくしいつつましやかな女だったような気がします。そうして明《あく》る年、
進士《しんし》の試験に及第して、渭南《いなん》の尉《い》になりました。それから、....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
結婚してしまうのである。胡適《こてき》氏はわたしにこう言った。――「わたしは『四
進士』を除きさえすれば、全京劇の価値を否定したい。」しかし是等の京劇は少くとも甚....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
王婆の息子が救われたのは言うまでもない。 駅舎の一夜 孟不疑という挙人(
進士の試験に応ずる資格のある者)があった。昭義の地方に旅寝して、ある夜ある駅に泊....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
お話をいたします。この作者は唐の張読であります。張は字を聖朋といい、年十九にして
進士に登第したという俊才で、官は尚書左丞にまで登りました。祖父の張薦も有名の人物....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
容貌は父に肖ていた。 ※(白猿伝) 女侠 唐の貞元年中、博陵の崔慎思が
進士に挙げられて上京したが、京に然るべき第宅がないので、他人の別室を借りていた。....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
で、作者は観奕道人と署名してありますが、実は清の紀※は号を暁嵐といい、乾隆時代の
進士で、協弁大学士に進み、官選の四庫全書を作る時には編集総裁に挙げられ、学者とし....
「虎媛」より 著者:田中貢太郎
自分達二人は徒歩で出発した。 やがて目ざす都へ往って、其処で家を借りて落着き、
進士の試験を受けてみると、うまく及第して、会稽の令に任ぜられた。で、珊珊を伴れて....
「嬌娜」より 著者:田中貢太郎
孝行であった。そのうえ美しくてかしこいということが遠近に伝えられた。その後孔生は
進士に挙げられて、延安府の刑獄をつかさどる司理の官になったので、一家をあげて任地....
「阿宝」より 著者:田中貢太郎
を出した。その題は皆孫の作った文章に符合していた。そこで孫は郷試に選ばれ、翌年は
進士に挙げられて翰林を授けられた。天子は孫の不思議を聞いて召してお尋ねになった。....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
うと、その後はなんの怪しいこともなかった。 慶忌 張允恭は明の天啓年間の
進士(官吏登用試験の及第者)で、南陽の太守となっていた。 その頃、河を浚う人夫....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
この作者は清の袁枚で、字を子才といい、号を簡斎といいまして、銭塘の人、乾隆年間の
進士で、各地方の知県をつとめて評判のよかった人でありますが、年四十にして官途を辞....
「連環記」より 著者:幸田露伴
の名は少し後に出た欧陽修・王安石・三蘇の名に掩われて、今は知る者も少い。淳化三年
進士及第して官に任じて、其政事の才により功を立てて累進して丞相に至り、真宗の信頼....
「珊瑚」より 著者:田中貢太郎
養子にした。大成夫婦は天命をまっとうして世を終ったが、三人の子供があって、二人は
進士に挙げられた。世人はそれを孝友の報だといった。....
「小翠」より 著者:田中貢太郎
者になるだろう。これは狐が来て、雷霆の劫を避けていたのだ。」 後、果して少年で
進士になり、県令から侍御になった。その王は元豊という子供を生んだが、ひどい馬鹿で....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
丞が最も好評であったように聞いている。「辻説法」の役割は八百蔵の日蓮、羽左衛門の
進士太郎、市蔵の比企大学三郎、梅幸の娘妙などで、歌舞伎座は銀座の新聞社から近いた....