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進歩的
「進歩的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
進歩的の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
観察をする者もいた。もっとひどいのになると、土門がかつていつの編輯会議にも、所謂
進歩的な意見を吐いていたのは、部長になりたいばっかりの自己主張であったというのだ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
時代には最もよい制度であったのである。しかし人智の進歩は遂に専制下では十分にその
進歩的能力を活用し得ないようになり、フランス革命前後に優秀諸民族の間に自由主義革....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
式建築の無分別な模倣を見てはただ涙を注ぐほかはない。われわれは不思議に思う、最も
進歩的な西洋諸国の間に何ゆえに建築がかくも斬新を欠いているのか、かくも古くさい様....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
家の側では、この機に乗じて金魚商の組合を設けたり、アメリカへ輸出を試みたりした。
進歩的の金魚商は特に異種の交媒による珍奇な新魚を得て観賞需要の拡張を図ろうとした....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
民論派は排外的論派にあらずして反りて博愛的論派なり。保守的論派にあらずしてむしろ
進歩的論派なり。百年前に現われたる旧論派にあらずして実に近時に生じたる新論派なり....
「地球要塞」より 著者:海野十三
ろそろ見習いはじめたようであるが、わが国は、むかしから海国日本の名に恥じず、この
進歩的な潜水艦船陣を張り、堂々と世界の海をおさえているのは、まことに愉快なことで....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
六章 夫婦関係 第七章 真の宗教 第八章 神霊主義 第九章 啓示の真意義 第十章
進歩的啓示 第十一章 審神の要訣 解説 近代の霊媒中、嶄然一頭地を....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
茶は性に合わず、同じことをくりかえしで縛られるのに嫌気がさし、お花は、その師匠は
進歩的な人で、自分勝手に活けてみることをさせてくれたので、絵と共に長くつづいた。....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
能的神秘の側面で、われわれの恋愛の要請とは一体どんなものであるかを探求するのこそ
進歩的恋愛論の本質的任務でなくてはならぬ。これに比べれば恋愛の社会的基礎の討究さ....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
けたことに、もつと重要な意味があるのだそうだ。 なるほど、こうなると、まことに
進歩的な政治がこの小田原では早くから行われていたことになり、小田原こそは、ワシン....
「光は影を」より 著者:岸田国士
こと、ちつともふるくなんかおありにならないわ。療養所の、女のひとのうちで、一番、
進歩的じやないの」 「
進歩的はおそれいるけど、まあ、せいぜい、自分で気のつく範囲....
「S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
族手当とか、税金負担とかの要求は、労働運動の目標としては変なもので、これは、最も
進歩的であるべきはずの頭脳から迷い出た封建思想の幽霊です。ところが、これは単に労....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
たえるところなく、いたずらに、外交はアメリカ追随、内政は反動と逆コースを驀進し、
進歩的な国民を絶望に追い込むファッショ反動の政治を抬頭せしめ、一面、共産党に跳梁....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
の子弟が多く、そのため庶民精神が横溢していて、名校長八田三喜先生の存在と相まって
進歩的な空気が強かった。この学校の先輩には北沢新次郎、河合栄治郎の両教授のような....
「古事記」より 著者:太安万侶
天皇は、大和の飛鳥の宮で、氏々の系統をお正しになりました。それぞれ保守的であると
進歩的であるとの相違があり、華やかなのと質素なのとの違いはありますけれども、いつ....