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「逸材〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

逸材の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
流線間諜」より 著者:海野十三
」 「もちろん知っている。あの男と机を並べて勉強したこともあったよ。×国きっての逸材だ。恐るべき頭脳と手腕の持ち主だ。かねて大警戒はしていたが、どうしてもその尻....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
る。牛津大学卒業の新知識。親の遺産をついで活溌にうごきだした少壮実業家、金融界の逸材だ。 彼は自分の進路に立つ者があれば、これを突き倒してシャニムニ真ッすぐ突....
放浪作家の冒険」より 著者:西尾正
時も尚パリの裏街、――貧しい詩人や絵描きや音楽家や、そしてそれらの中の埋もれたる逸材を発見して喰いものにしようとする飢えたる狼の如き、卑しい利得一点張りの本屋や....
痀女抄録」より 著者:矢田津世子
の寵を蒙った婦人たちをさしているのであろう。その下絵をかいた絵師はいずれも一世の逸材として伝わっているけれども、直接の工作者である采女たちは、その名すら遺ってお....
雪柳」より 著者:泉鏡花
匠と呼ばれた、雲原明流氏の内弟子になり、いわゆるけずり小僧から仕込まれて、門下の逸材として世に知られるようになりました。――獅子屋というのはそうした訳で、人品も....
三国志」より 著者:吉川英治
弟五人は、みな才名高く、馬氏の五常と世間からいわれていますが、中で馬良はもっとも逸材で、その弟の馬謖も軍書を明らかに究め、万夫不当の武人です」 「召したら来るだ....