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「遁世者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

遁世者の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
織田信長」より 著者:坂口安吾
か。一皮めくれば、人間は、たゞ、死のうは一定。それだけのことではないか。 出家遁世者の最後の哲理は、信長の身に即していた。しかし、出家遁世はせぬ。戦争に浮身を....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
姫のゆくえを探しあてたという報告をうけ取って、皆もまず眉を開いた。姫が何のために遁世者の兼好をたずねたのか、それは確かには判らなかったが、大方は和歌の添削を乞い....
山の人生」より 著者:柳田国男
った。のちにはそれを出離の因縁とし、菩提の種と名づけて悦喜した者もあるが、古来の遁世者の全部をもって、仏道勝利の跡と見るのは当をえないと思う。 その上に山に入....