遅生れ[語句情報] » 遅生れ

「遅生れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

遅生れの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小さき花にも」より 著者:豊島与志雄
もっと鳴け、もっと鳴け。胸いっぱいに、声いっぱいに、もっと鳴け。よたよた飛んでる遅生れの小雀も、精いっぱいにもっと鳴け。私だって、もし雀だったら……。 今は黙....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
起り、はつも家出をしようと思立ちました。けれども心を惹かれるのは子供です。それも遅生れの末の子が心配になるのでした。それに引かれて一日延ばしに日を送っていました....