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「遊仙窟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

遊仙窟の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
いう俊才で、官は尚書左丞にまで登りました。祖父の張薦も有名の人物で、張薦はかの『遊仙窟』や『朝野僉載』を書いた張|文成の孫にあたるように聞いて居ります。 この....
十二支考」より 著者:南方熊楠
のだ。劉宋の朝の読曲歌にも〈打ち殺す長鳴き鶏、弾じ去る烏臼《うきゅう》の鳥〉。『遊仙窟』には〈憎むべし病鵲《びょうじゃく》夜半人を驚かす、薄媚《はくび》の狂鶏三....
源氏物語」より 著者:紫式部
薫が出て来て、 「なぜ人を懊悩させるように琴など鳴らしていらっしゃるのですか。(遊仙窟。耳聞猶気絶、眼見若為憐)」 こう言うのに驚いたはずであるが、少し上げた....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
きと也」と云ったのは簡潔でいい。なお、この短歌の、「人二人」云々につき、代匠記で遊仙窟の「天上無一」という句を引いていたが、この歌の作られた頃に、遊仙窟が渡来し....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
の幻想に変化せざるを得なかったであろう。少なくとも宝楼閣がシナ風に描かれる程度に遊仙窟の気分もまた付加せられずにはいなかったであろう。この画のごときも仙宮に弥陀....