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遊化
「遊化〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
時のこと、毎日|晨朝諸々《じんちょうもろもろ》の定《じょう》に入《い》り、六道に
遊化《ゆうげ》するという大菩薩《だいぼさつ》が、この峰――今でいう大菩薩の峰――....
「「峠」という字」より 著者:中里介山
である、上る人も、下る人もこの地点には立たなければならないのである。ここは菩薩が
遊化に来る処であって、外道が迷宮を作るの処でもある。慈悲と忍辱《にんにく》の道場....
「私を語る」より 著者:種田山頭火
どの意力も持っていない。私は私に籠る、時代錯誤的生活に沈潜する。『空』の世界、『
遊化』の寂光土に精進するより外ないのである。 本来の愚に帰れ、そしてその愚を守....