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「遊就館〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

遊就館の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
クを待たない限り、発し得ない名言だったからである。 わたしは歴史を翻えす度に、遊就館を想《おも》うことを禁じ得ない。過去の廊下には薄暗い中にさまざまの正義が陳....
倫敦塔」より 著者:夏目漱石
の紀念《きねん》を永劫《えいごう》に伝えんと誓えるごとく見える。九段《くだん》の遊就館《ゆうしゅうかん》を石で造って二三十並べてそうしてそれを虫眼鏡《むしめがね....
武州喜多院」より 著者:中里介山
寺へは代々将軍が太刀を納めることになっているが、家光は「友成」で、これは今九段の遊就館に陳列してあるそうだ、それからまた有名な国宝の職人絵づくしは今報知新聞で催....
寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
さんが、やはり寺内で函館戦争、台湾戦争の絵をかいて見せました。これは今でも九段の遊就館にあります。この他、浅草で始めて電気の見世物をかけたのは広瀬じゅこくさんで....