遊底[語句情報] » 遊底

「遊底〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

遊底の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
射撃をする場合を例にとりますとね、一本の手は銃身を先の方で握り、他の一本の手は、遊底をうごかし、そしてもう一本の特許の腕は引金を引く。そうなると、小銃の射撃速度....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
吸ったりしていた兵士たちも緊張した。向うの隅でも銃を取って立ちあがると、ガチッと遊底を鳴らして弾丸をこめる者があった。 「こら、柿本、そんなことをして何をするの....
石狩川」より 著者:本庄陸男
とって調べてみて下さい」 「おッと――これは軽い、なるほど、なるほど」と阿賀妻は遊底を動かしてみて床尾を肩に構えてみた。その方向の戸の前に彼は高倉祐吉の白い顔を....
防備隊」より 著者:黒島伝治
の一郎までが引っぱり出された。 乳くさい中学生が、列車からおりてくる支那人に、遊底をガチッ! と鳴らして銃をかまえるのだ。 「大人! 大人!」 支那人は、中....
空家の冒険」より 著者:ドイルアーサー・コナン
だ珍稀な台尻のついた、一種の鉄砲のようである。彼は銃尾を開いて何か装填し、そして遊底を閉じた。それから彼は、身を屈めて開かれてある窓の縁に銃の先端を置き、爛々た....